兵庫県公立高校入試問題の傾向と攻略法【英語編】

目次

兵庫県公立高校入試 英語の出題傾向をざっくり

リスニングテスト

大問1はリスニング(聞き取りテスト)

聞き取りテスト1・・・会話に続く応答を選ぶ問題、会話も選択肢も流れるのは1度だけ

聞き取りテスト2・・・会話を聞いて、それに続く質問の答えを選択肢から選ぶ問題

聞き取りテスト3・・・英語による説明を聞いて、質問の答えを、選択肢(音声)から選ぶ問題

英文読解

大問2・3・4、小問20問のうち、半数以上が空欄に文脈に合う適切な語句を補充する問題

2024年度新傾向の問題として、会話文の内容を踏まえて作成した新たな文章の空所を補充する問題が出題

語彙問題

動詞の活用形を記述する問題、イラストの内容についての文章の空欄に語句を補充する問題

出題形式

① 全部で大問が5問 

② 大問1はリスニング、過去5年同じパターンで出題 

③ 大問2、3、4は英文読解問題、本文に適する選択肢を選ぶ問題、空所補充問題など 

④ 大問5は語彙力問題、単純な空所補充に加えて、動詞の活用形を記述する問題も

兵庫県公立高校入試 英語の攻略

リスニング

 まず大問1のリスニング対策で重要なのは「聞き取りに慣れること」であり、そのためには意外にも「音読」がかなり有効だ。

 教科書の各単元には音声用QRコードが印刷されているので、これを活用し、ネイティブの発音に慣れるようにしておこう。そして、非常に有効な「音読」。ネイティブの音声を聞きながらそれを真似して実際に声に出して発音してみよう。(シャドーイングという学習法。塾長もこの方法で前職時代にTOEIC500点台から800点台へとアップ、韓国語能力試験最上級に合格した経験がある)


 リスニングでは、「自分で発音できない言葉は絶対に聞き取れない」ので、家庭学習の際は常に音読することを心がけよう。

読解問題

 読解問題を解くにはもちろん語彙力や文法力が必要だが、細かい部分にばかり気を取られず、全体の大意をつかむことを意識しよう。

ここでポイントを3つ。

 ⑴英文を読む前に日本語の設問をよく読む

 ⑵英文の後にある注釈(中学で習わない単語は日本語訳が書いてある)を先に見ておく

 ⑶各段落の最初の文章と最後の文章を特によく読む

 -これらを意識するだけでも、その文章の大意がグッとつかみやすくなるはずだ。平素の学習時から意識しておこう。

語彙力問題

 語彙力問題は、意外にも模試などで生徒間の得点力に大きく差がついているところ。
 単語そのものはわかるがスペルを正しく書けない、活用形がわからないなどで失点するケースが多々あるので、単語の中でも特に「動詞・形容詞」とその「活用形」(過去形・過去分詞・比較級・最上級)はしっかり覚えておくようにしよう。

まとめ

① 教科書QRコード等を活用しネイティブの発音に慣れ、音読練習をしっかり行う 

② 読解問題は、まず「設問」次に「注釈」を確認、「各段落の最初と最後の文章」に着目
 1個1個の単語の意味より文章全体の意味をつかむ練習を行う

③ 動詞・形容詞は活用形のスペルをしっかり覚える、特に不規則変化形

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この記事を書いた人

油谷のアバター 油谷 学研CAIスクール三田駅前校塾長

大学卒業後に民間企業で5年間勤務した後、公務員(警察官)として18年間勤務。警察官時代には、韓国での語学留学(その後、通訳・翻訳担当に)、そして中東・クウェートの日本大使館で外交官としての勤務を経験することができました。いつも子供たちを指導しながら、「何のために勉強しているのか」「学んだ先には何があるのか」を、実例を挙げて具体的に示すことを心がけています。

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