中1数学の先取り、その前に・・・
中学入学を控えたこの時になると、中1で習う「正の数・負の数」などの先取り学習をさせるケースがあり、当塾でも実施しています。
しかし、小学校で習ったことが十分に理解できていなければ、無理に先取りしてもあまり意味はなく、かえって中学でつまずく原因となります。
復習しておくべき単元
小数
6年生へと唐突に「1÷0.125はいくつになる?」と出題してみると、即答する子、筆算で計算する子などに交じって、無言で固まってしまう子が多数います。
5年生までに習っているはずですが、すっかり忘れてしまっているのです。
分数
分数の計算でも同様に、掛け算なのに足してみたり、割り算のやりかたを思い出すのに苦労したり…っといった子が多数みられます。
割合
割合の問題となると更に深刻です。
文章題を読み、「もとにする量」「比べる量」「割合」を表しているのはどれか、そしてどのように計算すべきなのか、多くの子が苦手としています。
ではなぜ、小数・分数・割合が重要なのか。
これが理解できていないと、この先ずっと数学で苦労するからです。
小数・分数・割合をきちんと復習してから中学先取り!
これらの単元だけでも復習しておくと、かなり差がつきます。
市販の復習教材や、中学準備教材を1冊仕上げるのが大変なら、この箇所に優先して取り組むようにしましょう。