高校3年生が今、後悔していること① ~英単語編~

こんにちは!塾長です。

今日はとてもネガティブなタイトルでドキッとした方もいるでしょう。
もしこれを読んでいるあなたが高1・高2ならしっかりと受け止めなければならない現実が以下に書かれています。

受験勉強は1日でも早く始めた方がいいということは、高校生ならわかっているはずです。
しかし1・2年生の頃は、部活で忙しい、何をやっていいのかわからない、なかなかやる気が出ない、そもそも授業内容が難しくてわからない・・・などの理由で勉強に身が入らないのが現実です。

これからはシリーズで、特に「何をやっていいのかわからない」というあなたのために、今の高校3年生が「もっと早く取り組んでおけばよかった」と口をそろえて言っていることを紹介しようと思います。

目次

英単語の暗記に早くから取り組んでおくべきだった

3年の夏以降は手遅れ!

この春の学習指導要領の改訂により、中学3年までに習得する英単語数が約1,600~1,800語となりました。
高校3年間で習得する英単語数は約1,800~2,500語となっていますが、これは必要最低限の数字です。

共通テストには4,000~5,000語、難関大学入試には6,000語以上の語彙力が要求されると言われています
これだけの英単語を高校3年生になってから詰め込むのは到底不可能です。
やはり少しでも早い時期からコツコツと覚えていく必要があります。

手遅れにならないために

では手遅れにならないためにどうすればいいか?
ポイントをまとめてみました。

学校で行われる単語テストは万全に準備して臨もう!
高校英単語は英→日が基本、全ての単語のスペルを完璧に覚える必要はない!
接頭辞・接尾辞・派生語を意識し、複数の単語を一気に覚える!
④模試で分からなかった単語は単語集で確認する、ほぼ確実に載っている!
高校に合格した直後からスタートしよう!

まず①について。
ほとんどの高校では「ターゲット」「Stock」「システム英単語」などの単語集が全員に配布され、週1回程度、定期的に単語テストが行われます
この機会を利用しない手はありません。
点数が低くてもペナルティがない場合でも、しっかり対策して万全の状態で単語テストに臨みましょう

次に②について。
中学の時は、英単語のスペルを覚えるのにひたすら同じ単語を何度も何度も書いた人もいるでしょう。
高校ではすべての単語についてそこまでやる必要はありません。
それより時間と労力を費やすべきなのは、できるだけ多くの英単語の意味を覚えることです。
英作文よりも英文解釈のほうがはるかに広い範囲の語彙力が要求されます。

その次は⓷です。
例えば、
 接頭辞mono-は「ひとつの」という意味があります。monopolty(独占)、monoculture(単一経済、単一文化)など多数
 接尾辞-ableは「可能な」という意味。washable(洗える)、acceptable(受け入れ可能な)など多数
 派生語 例えば、形容詞successive(連続する、継承の)、名詞succession(連続、継承)、名詞successor(後継者) 
のように、接頭時・接尾辞・派生語を意識しながら複数の単語をセットで覚えれば、かなり省力化が期待できます

次に④です。
模試を初めて受けたときはその難しさに驚いた人もいるでしょう。
特に英語長文は、意味がわからない単語が多数あったのではないでしょうか。
模試終了後、わからなかった単語をピックアップし、ターゲットなどの英単語集で調べてみてください
高1・高2の模試で用いられている英単語はほぼすべて掲載されているはずです。
ということは、英単語集をきちんとマスターすれば、わからない単語はグッと減るということです。
単語学習のモチベーションアップのためにも是非やってみてください。

最後に⑤です。
みなさんは高校の合格通知を受け取った後、最初の授業の日までどのように過ごしましたか。
それまで必死で勉強してきた反動で、多少はリラックスしたことでしょう。
もしあなたが中学生なら、高校合格後は早速英単語の学習に取り組むことをお勧めします。
単語の学習スタートは1日でも早いほうが良いです。
英文法や数学などに比べて単語学習は独学でもそれほど困難ではありません。
合格発表後から高校入学までは約1か月間あります。
この間、英単語だけでも先取りしてやっておくと、かなりのアドバンテージとなることは間違いないでしょう。

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この記事を書いた人

油谷のアバター 油谷 学研CAIスクール三田駅前校塾長

大学卒業後に民間企業で5年間勤務した後、公務員(警察官)として18年間勤務。警察官時代には、韓国での語学留学(その後、通訳・翻訳担当に)、そして中東・クウェートの日本大使館で外交官としての勤務を経験することができました。いつも子供たちを指導しながら、「何のために勉強しているのか」「学んだ先には何があるのか」を、実例を挙げて具体的に示すことを心がけています。

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