定期テストまであと約1か月です。
勉強ははかどっていますか?
今日はみんなが陥りがちな「効果が出ない勉強法」と、理想的な「効果の上がる勉強法」をお伝えします。
効果の出ない勉強方法
教科書をノートにまとめるだけ
教科書に書かれていることをノートにまとめると確かに勉強した気分になりますが、この方法には
- とても時間がかかる
- 大変な割に効果がない
という落とし穴があります。
きちんとノートをつくることそのものは悪くありませんが、まとめたことが意外に頭に入っていないことがよくあります。
その時間を問題を解くことにあてるほうが効果が上がります。
調べながら問題を解く
問題を解くときはテストのつもりで何も見ないで取り組みましょう。
社会や理科の一門一答問題などを解くとき、教科書や参考書を見ながら解答欄を埋めていく人がいます。
教科書を見ながら埋めた問題はもちろん〇になります。
このような方法だと、
その時点で、「何ができて」「何ができないか」ということがはっきりとわかりません。
もちろんテストのときは教科書を見てはいけませんよね?
テストの最中はみんな必死で覚えたことを思い出そうとします。
この「覚えたことを思い出す」練習が必要なのです。
問題を解くときは、まずは何も見ないで取り組み、自力でできた問題とできなかった問題それぞれに異なる印をつけ、復習しやすいようにしておきましょう。
解答を赤ペンで書き写すだけ
問題を解いていてわからないときは、多くの人が赤ペンで解答を書き写します。
そしてすぐに次の問題に移ります。
実はこの方法、本当の「勉強」とはいえません。
当然ですね!
答えを書き写すのであれば、しっかり覚えることを意識しましょう。
大切なのは「書き写す」という作業ではなく、理解してアウトプットできるようにすることです。
そして必ず
テストのつもりで、何も見ないで解き直してみる!
ことが必要です。
ここからが本当の「勉強」です。
勉強には「インプット」→「理解」→「アウトプット」という3ステップが必要です。
ところが残念なことに、成績が伸びない人は「インプット」の作業で止まっています。
ノートにまとめる、回答を赤ペンで書き写すという作業をしても真の理解には結びつきません。
理解できないところを「テスト前に見直そう」と先延ばし
これも多くの人がしてしまいがちです。
解説を読んでも理解できないときは、そのままにせず、
すぐに「わかる人に聞く」ようにしましょう。
この「すぐに」がポイントです。
特に英語・数学・理科は積み重ねの教科です。
わからないまま先に進んでもすぐにつまずくことがよくあります
テスト前にすればいいやと先延ばしにしていては、アウトプット(問題の解き直しなど)を行う時間が確保できません。
どうせ人に聞いても理解できないし…
と思うこともあるでしょう。
でもそんな時こそ質問してほしいのです。
効果の上がる勉強法
教科書、ノートを繰り返し読む
教書・ノートを開くのは授業中だけ・・・という人が多いのではないでしょうか。
いや、ワークをするときに教科書で調べてるよ!・・・という人もいるでしょう。
これは教科書やノートのあまり良い使い方ではありません。
教科書やノートは習ったことがきちんとまとめて書いてあるので、読んで理解するのに最適です。
ノートにまとめたり、ワークに答えを書き写すために使うのではなく、しっかり読んで「理解」するために使いましょう。
ワークブックをテストのつもりで解く
テストのときは教科書やノートで調べることはできません。
当たり前ですよね。
ワークブックを解いていてわからない問題にぶつかったら…
- 暗記もの(英単語・漢字・理科社会の知識問題など) ・・・どうしても思い出せなければ解答を見て覚える
- 思考もの(数学・英語・国語の他、理科・社会の応用問題など)・・・すぐあきらめずしっかり考えてから解答を見る
ようにしましょう。
そしてここからがポイントです。
解答を赤ペンで書くだけでなく、しっかり頭に入れることが大切です。
「頭に入れる」とは、「テストに出ても解ける状態にする」ことです。
解答を隠してみて、どう書かれていたか思い出してみるようにしましょう。
わからないことはすぐに質問する
わからないところはできるだけ早く、わかっている人にききましう。
できれば、あなたのことをよく知っている学校や塾の先生、友達に聞くのがいいでしょう。
なぜなら、
からです。
特に個別指導塾の先生は、あなたの学力をあなた以上に把握しています。
もし、どうしても不得意な科目などで理解できない問題にぶつかった場合は、
- 手の届きそうな新たな問題を提示する
- 効果が出る勉強法を新たに提案する
- 現実的な目標に設定しなおす
ということも可能です。
わからないことにぶつかれば、すぐに質問することが大切です。
当スクールでは問題の解き方を教えるだけでなく、そのお子さまにの力を最大限に出すにはどうすれば良いか、を常に念頭に置き指導に当たっています。
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