- 宿題があるのに「ない」と言ったり、
- やってないのに「やった」と言ったり、
また、それを見破ら得ないために色々な工作をしたり…
子供は偉大なる策士です 笑
どんなに真面目なお子様でも、スキあらば
などと魔が差すことがあります。
我が子のそういった言動に気づいてしまうと、腹が立つやら情けないやら…
ついついキツく言わなければ気が済みませんよね。
でも振り返ってみると、子供のころ、
- 自分はウソをついたことなんてない!
- 大人をうまくごまかしてラクをしたことなど一度もない!
などという方はほとんどいないのではないでしょうか?
私も子床のころはさんざんズルをしては親にバれ、こっぴどく叱られてきました 笑
ではわが子のウソやごまかしに気づいたときにはどうする?
そんなときは、
- 「罪を憎んで人を憎まず」の気持ちを忘れずに接する
- 日頃からあなた(子供)の言動には関心をもっているんだよと伝える
- 対処療法ではなく「仕組み」で解決する
罪を憎んで人を憎まず
子供にウソをつかれても決して「お前はウソつきだ」「なんて悪い子だ」
などと人格を否定するようなことは言ってはいけません。
親御さんとしては「このままでは将来が不安、きちんと正しておく必要がある」
という一心でつい厳しい言葉になりがちですが、
あくまでもその言葉はウソをついた行為に向けられるべきで、
人格そのものを攻撃してはならないのです。
もちろん、ウソをつき続けそのまま育ってしまうと取り返しのつかないことになるのでは・・・
という不安はあるかもしれませんが、大人から人格を攻撃されてしまうと、
子供はその素直さゆえ「なんて自分はダメなやつなんだ」と自己肯定感を下げてしまいかねません。
あくまでも
- ウソをつくことや約束を守らないことで、自分や周りの人が困ったことになりかねないこと
- いずれは自分に良くない形で返ってくること
などを冷静に伝える必要があります。
日頃から(子供に)関心をもって見ていることを伝える
お子さんは、何か良くないことをして叱られるとき以外は、大人はあまり自分の行動に関心を持っていないのでは?
と思っています。
これは親子関係に限らず、兄弟姉妹や先輩後輩、上司部下の関係にも見られます。
ですので、指摘されない限り、ごまかしはバレてないと思いちですが、ほとんどの上の立場の人はかつて同じようなことを経験してきている(笑)ので、下の立場の人は思った以上にうまくごまかせていません。
子供の立場で言い換えると、うまくごまかせているつもりでも、大人にはほとんど見抜かれてるよ!ということです。
でも、いちいち指摘しては叱る、なんてこと繰り返したくありませんよね。
それには常日頃からお子様の言動に関心を持ち、変化に気づいたときは、
- 「あれ?今日はテレビばかり見て、もう宿題は終わったの?」
- 「最近連絡帳を見ないけど、ちゃんと書いてるの?」
- 「きょうはいつもより遅くまで勉強してるね、そろそろテストだしね!」
それが良いことでも良くないことでも、言葉にして伝えるのが良いでしょう。
そうすることで、「大人はごまかせない」という意識を持たせ、良からぬ策略を未然に防止することが可能でしょう。
対処療法ではなく仕組みで解決する
人を動かすものは ①法、②道徳、③報酬、④仕組み の4つがあります。
このなかで、子供がきちんとした行動をとらせるのにいちばん有効なものは④の「仕組み」です。
例えば学校や塾、部活などは勉強や運動に取り組むための仕組みです。
例えば塾の先生が子供に問題集を渡して「やっておきなさいよ」と言っても子供はまずやらない。
しかし「これ宿題ね」と言って渡すと多くの子供は取り組もうとします。
ですので、平素の宿題や家庭学習を、毎日のスケジュールの中に組み込んで、決められたことをやってからではいとテレビを見たり、スマホやタブレットに触れてはいけない、というように約束するのです。
もちろん最初から約束をきちんと守ってくれるとは限らないでしょう。
それでも根気よく、きちんと守るように言葉にして伝え続けるのです。
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